東アジア 2021 7 10

 新型コロナウイルスについては、
2020年においては、欧米では感染者が多かったですが、
東アジアでは、感染者が少ないという傾向がありました。
 その理由については、
「ファクターX」など、いろいろ言われましたが、
私は、「一塩基多型」にあるのではないかと思っていました。
 しかし、今日の新聞を見ると、
「東南アジア、感染深刻」とあります。
 これは、デルタ株が、
東南アジアに広がってきていると考えることができますが、
新型コロナウイルスが一塩基多型を乗り越えて広がってきたと考えることもできます。
つまり、東アジア特有の変異株の出現かと思ってしまいます。
 いずれにせよ、2021年は、警戒すべき年です。
私は、年初に、このように書いています。
2019年新型コロナウイルスが発見された。
2020年新型コロナウイルスが世界に広まった。
2021年新型コロナウイルスが本格化した。
「plan B」
 今後、あらゆる事態を考えておく必要があります。
ワクチンは重症化は防げても、結局、感染者は増えてきた。
治療薬の完成を待たなければならなかった。
ワクチンに耐性がある変異株の出現。
 もちろん、これは杞憂に終わるかもしれません。
しかし、たとえ杞憂であっても、
あらゆる事態を想定しておくべきです。
 「想定外だった」と思った時には、
ウイルスとの戦いに負けています。

一塩基多型 2021 6 26
 海外には、日本ファンが多い。
漫画やアニメの本場に行ってみたい。
ラーメンを食べたい。
伝統を体験したい。
早く日本へ行きたい。
 日本は、欧米に比べて、
新型コロナウイルスの感染者数が少ないので、
日本は安全な国だから日本へ行きたい。
 そう考えるのは早計です。
日本の国土は、日本人には安全でも、
外国人には安全とは限らないからです。
 日本人は、欧米人と比べると、
かなり酒が弱いと言えます。
 その理由は、欧米人と比べると、
アルコール分解酵素が少ないからです。
 これは、詳しく言うと、
遺伝子情報に一塩基多型があるために、
アルコール分解酵素が少ないと言えるでしょう。
 「酒が弱いなんて、悔しい」と考えるのは早計です。
一塩基多型があるために、酒が弱くなってしまったが、
一方で、アジア地域特有の感染症を防いでいるという可能性があるからです。
 アフリカでは、このような話を聞いたことがあります。
一塩基多型があるために、ある問題が発生しているが、
一方で、致命的な疾病を防いでいるという話です。
 なぜ、日本は、欧米と比べると、
新型コロナウイルスの感染者が少ないのか。
 日本人は衛生的だからという文化論ではなく、
もしかすると、一塩基多型に解答があるかもしれません。
(注)
 ここでは、わかりやすく「アルコール分解酵素」と書きましたが、
興味がある人は、アルコール脱水素酵素やアルデヒド脱水素酵素を調べてください。















































































































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